目次
こんにちは!Ludiusの林です。
Ludiusに入社して5ヶ月、主に紙媒体やバナー、LPなどのデザインを担当してきました。
最近ではディレクション業務がメインになりつつありますが、もっとデザインの引き出しを増やしたい!と考え日々勉強中です。
デザインの引き出しを増やす?
まだまだ勉強中の身ですが、デザインの引き出しを増やすために私が実行していることは、
・ウェブサイトレビュー
・本を読む
・様々なデザインに触れる
などがあります。
具体的にどういうことか、どんな意味があるか、一つずつ説明していきます。
ウェブサイトレビュー
素敵なデザインのウェブサイトを集めたギャラリーサイトをブックマークしておき、時間があるときにいろんなサイトを見ています。
ただなんとなく見ているだけでも勉強になるのですが、気になったサイトをピックアップしてサイトレビューを書くことで、どうしてこの色やこのフォントを使っているのかなど、コンセプトからデザインの意図を考え、デザインの言語化ができるようになってきます。
サイトレビューを書き始めた時は全然言葉が出てこず苦労しましたが、毎日書いていくうちにだんだんと言葉で表せるようになってきました。
デザインの勉強を始めた頃に「毎日1本レビューを書く!」と自分で決めて実行したのですが、非常に基礎のデザイン力が鍛えられたと感じます。
デザインに関する本を読む
デザインに関する書籍は非常にたくさんあります。
良いデザインを作るための知識をまとめた本や、実務で役立つレイアウトや配色を集めた本、デザインの考え方やプロセスをまとめた本など。
最近は主にiPadのKindleアプリで読んでいます。紙の本よりも安いことが多い上に不定期にセールもあり、気軽に買ってすぐ読めるので便利です。
また、地域の図書館に行ってみると意外とデザインに役立つ本があったりします。
特にフォントやグラフィックデザインに関する本は多く、役立つ本がいくつもありました。
何といっても無料で読み放題なので、デザインの歴史、写真の構図、イラストの書き方など、買ってまで読まないようなジャンルにも手を出してみるとよりデザインの幅が広がるかもしれません。
様々なデザインに触れる
ウェブサイトレビューもそうなのですが、デザイナーさんにどうやったら良いデザインが作れますか?と質問すると必ず「とにかくたくさんデザインを見なさい」と言われます。
私は楽天マガジンを契約していて、いろんなジャンルの雑誌を読めるようにしています。中でもファッション雑誌のレイアウトやあしらいはとても参考になります。
ついついデザインではなく内容に夢中になってしまうこともありますが…。
また、買い物中お店で気になったチラシやフライヤー、フリーマガジンなども持って帰って読むようにしています。
特にユニクロのフリーマガジン「Lifewear magazine」は無料とは思えない内容の濃さでおすすめです。ユニクロの店舗に置いてあるのでぜひ読んでみてください!
あとは美術館や展示会などのイベントでアートに触れるのも刺激になります。
好きなアーティストの個展はもちろん、色々なアーティストの作品を集めた展示では知らなかった作風や、意外な配色、構図などを学ぶことができます。
読んでよかった!おすすめデザイン書籍
私が個人的に読んでよかったと感じたデザイン書籍をまとめてみました。
ノンデザイナーズ・デザインブック
その名の通りデザイナーではない人のためのデザインの本です。
デザインの4原則について、デザインの知識がない人でもわかるように書かれています。
私がまだ「デザインって何?」というような状態の時に出会い、「デザインってこんな法則があるんだ!面白い!」と興味を持つきっかけになった本です。
初心者向けではありますが、大事な基本が書かれているため、忘れないように時々読み返したりします。4原則大事!
勝てるデザイン
デザイナー前田高志さんの著書です。
前田さんのデザインについての考え方やプロセス、心構えなどが書かれています。
読みながらたくさん考えさせられる本で、読了後ものすごくデザインに対するやる気が出ます。さらに巻末ワークがついているためやる気を存分に発揮できます!
個人的に「おすすめの本を聞くな、興味があるなら片っ端から読め!」(こんな強い言い方ではありませんが)という言葉が刺さりました。確かにそうだな…と思って気になった本は(お財布と相談しながら)Kindleで読みまくっています。
デザインに関わる人はもちろん、そうではない人にとってもデザイナーの考え方やデザインのプロセスを覗き見ることができるため、おすすめできる本です。
Webデザイン良質見本帳
グラフィックに関するデザインの本はたくさんありますが、Webデザインの本はあまり多くありません。
この本では良質なWebサイトを抜粋し紹介しており、「透明感のあるデザイン」「キュートで可愛いデザイン」などデザインの印象や配色、レイアウトなどからジャンル分けがされています。
この本は私が半年間通っていた訓練校で教科書として使用されていました。
一つ一つサイトを「ここのあしらいによって〇〇の印象を与えている」といった解説を読みながら見ていくことで、要素によって与えられる印象を学ぶことができました。
パラパラ見ているだけでもヒントをもらえるため、アイデア出しやクライアントの提案の手助けにもなります。
先述したウェブサイトレビューを始める前に読むことで、デザインの言語化もしやすくなると思います。
初心者から実用的なアイデアが欲しいデザイナーまで幅広く活用できる本だと思います。
あるあるデザイン
「けっきょく、よはく。」なども執筆されたデザイン会社ingectar-eさんの書籍。
よく見かけるあしらいやレイアウトパターンに「丸インパクト」や「ナナメスタイリッシュ」などわかりやすい名前をつけ、例とともに紹介しています。
デザインに悩んだ時にパラパラめくってすぐに真似しやすく、まさにデザインの引き出しを増やすのに最適な実用的な本です。
また、同じ著者の「けっきょく、よはく。」シリーズもおすすめです。
現在「けっきょく、よはく。」「あたらしい、あしらい。」「ほんとに、フォント。」「いろいろな、いろ。」の4冊が出ていますが、どれも読んでいて楽しく参考になる本です。
これからの取り組み
これまでインプットに偏っていたため、インプットも意識して続けながら今後はアウトプットにも注力していこうかなと思っています。
具体的にやっていきたいことをまとめました。
アウトプットの練習
本を読んだりデザインを見るだけでは、実際に身に付けることは難しいです。
インプットで学んだことを実践してみることで、自分の中の引き出しとして悩まずにアイデアを出せるようになっていくと思います。
今でもなるべく学んだことを身に付けるために実際にバナーやチラシなどを作ってみたりしていますが、自分で好きなように作るため、どうしても自分の作りやすいデザインに偏ってしまいがちです。
その改善策として、他の方に課題として架空の案件を作っていただき、コンセプトから考えて実際にデザインを作成、提出してフィードバックをもらう、ということができればと考えています。
周りの方に協力していただかなくてはなりませんが、架空の案件を通してフィードバックをもらうことで社内でも意見をどんどん言えるような空気にしていければいいなと思っています。
デザインを楽しむ
業務としてお客様の商品・サービスに合った適切なコンセプトを定め、ターゲットとなるユーザーの求めるものを作っていくことは非常に大きな経験となり、成長につながると考えます。
しかし、それとは別に、業務外の時間に自分のやりたいデザインを作るというのも、デザインの幅を広げるには良い方法かもしれないと思うようになりました。
楽しみながら色々なデザインに挑戦していくことで、デザインの引き出しを増やすことに繋がり、お客様に提案できる幅も増えていくと思います。
Ludiusには「遊ぶ人」という意味があります。
遊ぶように、楽しみながらいろんなことに挑戦していくことで、自分の成長にも繋げていければと思います。
まとめ
「デザインの引き出しを増やす」目標のために現在行っていること、おすすめの書籍、そして今後やっていきたい取り組みについてまとめました。
デザイン力を上げるというのはすぐできることではなく、コツコツ積み上げていかなくてはならないため、今後も取り組みを続けていきます。
今後やっていきたいアウトプットについても、実際にやってみたらまた記事に書こうと思っています!
何より大事なのはデザインを好きでいること。
これからも「遊ぶ人」として楽しみながらデザイン力を上げていきます!