デザイン・イラストレーター・フロントエンドエンジニアで2年8か月働いて感じたこと。
社会人としても業務としても未経験からスタートして、今では有難いことに開発のリーダーや新入社員の教育を任されるまでになりました。
今回、会社を退職する事になって色々な事を振り返る様になったので、この会社で何を学んで何を感じたか書いていこうと思います。
入社当時のこと
私が入社した時は、会社が3期目に入った頃で当時のメンバーは取締役の2人だけ、私が初めての社員でした。
職業訓練学校でWEBを学んで4か月、卒業前にこの会社への就職が決まり全くの未経験からのスタートとなりました。
昔から物作りが好きで自分の好きな事を仕事にして、自分も相手もワクワクした気持ちにさせたい、そんな思いをずっと持ち続けていました。
Ludiusの理念は「遊ぶ人」自分も楽しく、世の中も楽しく変えていこう。
私が思い描いていた目標にピッタリだったのです。
最初の仕事
入社してすぐ関わったのが、自社の名刺のデザイン、BtoBのチラシデザイン、ショップカードのディレクション、PHPのフレームワークLaravelベースのコードが複雑化しているサイトの改修や更新などです。
ショップカードのディレクションに関しては2回目から1人でヒアリングをしに店舗へ伺いました。
今思えば、デザインにイラストに開発に最初から色々な実践経験をさせてもらったと思います。
開発で担当になったのが、PHPのフレームワーク、Laravelベースのコードが複雑化しているサイトの改修で、jQueryで動作しているコードを追いかけて改修したり、
時間制限付きでピクセルパーフェクトを求められたりとなかなかハードな内容でした。
その後は、WPの案件やLPの案件、デザインではチラシ、パンフレット、飲食店のメニューなどの紙媒体系のデザインを中心に担当。
半年頃~
そしてだいたい半年くらいの頃、開発で初めて大規模のサイトリニューアルに関わる事になりました。
下層ページのワイヤー、下層ページのデザイン展開、開発を担当。
社内の人間が当時、社長と私の2人だけだったので他の案件にもスケジュールが押され、壮絶な制作期間を経験しました。
いわゆる「デスマーチ」というやつだったと思います。
基本的に少人数での作業環境は人手が足りず常に期日に追われる事になります。
正直、この時の1か月間が振り返っても一番辛かったのですが、「あの時はやばかったね」と笑い話になっています。
1年目の終わり頃~
この頃にも、大規模なWEBデザイン案件がありました。 デザインだけでしたが200P超のサイトリニューアルのデザインでワイヤー・下層ページデザイン・全てのアイコン作成・サイト全体のフィードバック修正も合わせて担当。
こちらも主に作業できるのが3人という少人数での制作です。 200Pという量の下層ページのメイン担当となったので少なくとも140P~作りました。
フィードバックフェーズに入ってからは、ほぼ全体を修正・連絡を含め担当する事になったので大規模の制作を経験できたのはとても勉強になりました。
1年目半頃~
1年目の半ば頃には、shopifyを使用したECサイトの開発リーダーを担当する事となりました。
この頃に新入社員が2人入って、ようやく開発メンバーが増える事になりました。
shopifyの開発は最初は、社長が別の案件で進めていたもののサポートでマイページやフォーム関連を担当しましたが、1からオリジナルテーマ構築は初となります。
未経験の新入社員のOJTを担当しながら、初めてのshopifyのオリジナルテーマ構築となり
初めての構築、初めての新人教育の担当、まだ慣れない開発リーダー、
要領がつかめず、イレギュラーばかりで進捗管理が上手くいかず苦労しました。
2年半~現在
今では、主にshopifyプロジェクトの開発リーダー、社員の開発部門でのOJT、プロジェクトの開発工数見積もり、shopifyの機能要件を満たすための方法の検討と実装、社内体制の整備、社内の技術開拓など デザインからは離れ、開発に絞っての担当となりました。
会社の雰囲気とチームメンバー
現在は、制作チーム4人・コンサルチーム2人の計6人です。
今の開発メンバーは、一生懸命でまじめで、ほんわかとした雰囲気を持つ癒し系メンバーが揃っています。笑
みんなそれぞれ努力家で私自身そんなメンバーに助けられ、とても感謝しています。
経営陣の2人に関しては、専門的な知識、普段聞けない経営者達のエピソード、知らなかった視点、仕事への意識の高さ、多くの事を学ばせて頂きました。
仕事には厳しいけれど、その分、相手を思いやったり、根気強く知識を教えてくれたことを心から感謝しています。
そして、人生で一番、人間関係が素晴らしい職場だったと思います。
最後に
私がこの会社で経験した事は、新しい事への挑戦・限界を決めない事・成長です。
未開拓の無人島を切り開いてく様なそんな気持ちに何度もなりました。
「教わってないからできません」とは言えません、自分で開拓しなきゃいけないんです。
だから、自分から積極的に学ぶ意思がある人、新しい挑戦を実践を通して経験したい人にとってはLudiusは大きな成長の場になるのではないでしょうか。
これから会社が発展していくという時に辞める事になってしまうのは申し訳なく、
とても寂しい気持ちですが、後輩たちに負けないように勉強を続けて
またどこかで一緒に仕事ができたら嬉しいと思います。